【野球】フライボール革命とは?「古い」と言われる理由も調査!

【野球】フライボール革命とは?「古い」と言われる理由も調査!

仮想通貨カジノや、ブックメーカーなど、スポーツにベットすることができるサイトならば必ず目にする種目「野球」。

ベットに興じるほど野球が好きな方であれば「フライボール革命」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。今回はフライボール革命とは何なのかを解説し、また「古い」と言われる理由についても調査してみました。

フライボール革命とは?

それではフライボール革命について解説していきます。

「フライを打つ方がゴロを打つより効率的に得点できる」という考え方

フライボール革命とは「ゴロを打つより強いスイングで打球に角度をつけて打ち上げたほうが効率的に得点しやすい」という考え方です。打球速度が158キロ以上、角度が26~30度で上がった打球が最もヒットやホームランになりやすいそうです。

フライボール革命はいつから?

フライボール革命は2017年頃からメジャーリーグで広まっていきました。元々は「スタットキャスト」と呼ばれる打球角度や打球速度を数値化するシステムをいち早く導入したアストロズが、ワールドシリーズを制覇したことで広まっていったとされています。その後日本でも徐々に浸透してきました。

フライボール革命以前の考え方は?

フライボール革命以前の考え方は「ゴロを転がせば何か起こる」というものでした。子どもの頃野球チームに入っていたという人であれば「叩きつけて打て!」という指導をされた経験がある人が多いのではないでしょうか。このように「ゴロを打つ」という指導は学童野球でもされていて、フライボール革命はその対極にあるとも言える考え方です。

フライボール革命は古い?

フライボール革命は野球の歴史を考えれば、かなり最近の考え方と言えます。そんなフライボール革命ですが早くも「古い」という意見があります。それはいったいどういうことでしょうか。

飛ばないボールになった

フライボール革命が「古い」と言われる理由で、まず挙げられるものとして「飛ばないボールになった」ということがあります。メジャーリーグでは2022年から飛ばないボールが使用されているようで、ホームランの数がかなり減少しました。

日本でも2024年のボールが飛ばないと現場でも言われています(反発係数は問題ないとのことですが)。ボールが飛ばなければ、ヒット性のライナーやフライが外野フライになってしまうということで「古い」と言われているのかも知れません。

メジャーリーグのシフト制限による影響

メジャーリーグでは2023年からピッチクロックや極端な守備シフトを禁止するルールが施行されています。特にシフト制限によるフライボール革命への影響は大きいようで、左打者の引っ張ったゴロやセンター返しのゴロがヒットになるケースが増えているようです。

強い打球を打っても「シフトを敷いてアウトにする」ということができなくなるのなら、フライボール革命は「古い」と言われてしまうのも仕方のないところであると言えるでしょう。

元々のデメリットもあった

フライボール革命が全盛だった2019年頃、メジャーリーグでは年間の全本塁打数が年々増えていました。一方で三振の数も年々増加し、マイナス要素として挙げられていました。

フルスイングで下からボールを打ち上げるため、空振りになってしまうデメリットは元々あったということでしょう。

フライボール革命は終わったのか?

ここまで調査してきて、フライボール革命がもはや古いという結論にはなってしまいます。日本プロ野球ではまだシフト制限のルールは取り入れられていませんが、今後導入されれば「フライボール革命は古い」という流れが日本でも進んでいくでしょう。

いつか復活する可能性も?

しかし「この先数年間」はフライボール革命が古いと言われてしまう可能性は高いですが、野球のルール自体少しずつ変わっていっていることは確かです。特にメジャーリーグでは試合時間短縮のためのルール変更を次々に取り入れています。

今後新たなルールが加えられた時に「フライボールが有効的」という考え方が復活する可能性もあるでしょう。

色々な選手がいるから面白い

最後に、フライボール革命が古いと言われるからといっても「どんな選手でもゴロを転がせばよい」ということではないでしょう。メジャーでもホームランを連発している大谷翔平選手、日本なら三振を恐れずホームランを量産するヤクルトの村上宗隆選手や阪神の佐藤輝明選手のような存在は野球を面白くしてくれているのは間違いありません。

今後も「フルスイングの大物」が出てくれば、フライを打つ=ダメとは限らないということを示してくれるでしょう。

まとめ

今回はフライボール革命とは何かを解説し、またフライボール革命が古いと言われる理由についても調査してきました。野球のトレンドは時代によって変化していくため、今後どうなるかは予測がつきません。フライボール革命が見直される時代がやってくるかも知れませんし、新たな「革命」が野球界で起こる可能性もありますね。