2022年8月現在、暗号資産全体が下火状態になっている中、この業界から足を洗った方も少なくないでしょう。
確かに、光の見えないトンネルを進み続けるのも非常に困難です。しかし、そんな今だからこそ今後可能性があるもの、どの銘柄が伸びてくるのかしっかり予測を立てる期間かもしれません。
そこで今回は、2022年8月の最新版としておすすめのアルトコインをご紹介していきます。
アルトコインとは
暗号資産は大きく2つに分類されています。1つがビットコイン、もう一つがアルトコインです。つまり、アルトコインとはビットコイン以外の全ての暗号資産を指します。
現在、暗号資産は1万種類を超えるとされていますので1万種類以上のほとんどの暗号資産がアルトコインだと言うことになります。このように種類が多いのはもちろん、多様な用途も持ち合わせています。「通貨」としての利用に重きをおいたものもあれば、専門領域に特化したものやビットコインの弱点を改善するために開発されたものまで、用途の幅が非常に広いのが特徴です。
また、種類が多いためビットコインと比べボラティリティが高いことも特徴です。ボラティリティとは、価格変動のことで、比較的安定している暗号資産もあれば価格の振り幅が非常に激しいものも含まれます。
アルトコイン おすすめ10選(2022年8月最新)
知名度や時価総額など含めて、不動の地位を築いているビットコインに比べ、アルトコインには未来はないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。そこでおすすめのアルトコインを10種類、8月最新版でお届けしたいと思います。
【おすすめ①】アトム ATOM
1つ目は「アトム」です。初めましての方も多いかもしれませんが、アトムはCosmosというブロックチェーンで取引される暗号資産です。Cosmosは、誰でも簡単にブロックチェーンの開発や利用ができることを目指しており、そこで取引されるアトムに今後の期待が集まります。現在の時価総額は約3,900億円で、今後の成長に注目です。
【おすすめ②】リップル XRP
2つ目は「リップル」です。こちらはご存知の方も多いかもしれません。時価総額約2兆円のメジャーなアルトコインの一つです。リップルの特徴は低コストで国際送金が可能という点です。現在、数多くの銀行や金融機関と連携を強めているところで、今後の動向にも注目です。
【おすすめ③】メイカー MKR
3つ目は「メイカー」です。メイカーは、ステーブルコインのDAI(トークン)を発行するプラットフォームを総称したもので、メイカーを持っているとイーサリアムなどの暗号資産を担保にしてDAIを発行することができます。時価総額は約1,300億で、ゲーム関連のプロジェクトなどにも導入が始められており将来性に期待です。
【おすすめ④】ライトコイン LTC
4つ目は「ライトコイン」です。ライトコインはビットコインのサブアセットとして開発されたことで有名で、ビットコインに万が一があった時の避難先として注目されています。時価総額は、約6,000億でコインチェックやGMOコインなど数多くの取引所で取引することができます。
【おすすめ⑤】ポルカドット DOT
5つ目は「ポルカドット」です。ポルカドットは、これまで取引所を経由してしかできなかった仮想通貨同士の交換を、直接結びつけることを目的としたアルトコインです。要するに相互運用を目標としているのです。比較的新しい暗号資産でありながら時価総額約1兆円と成長しているポルカドットに今後も注目です。
【おすすめ⑥】オーエムジー OMG
6つ目は「オーエムジー」です。オーエムジーは、後述するイーサリアムを基盤として開発されており処理スピードの速さ、コストの低さに優れています。現在の時価総額は約480億となっています。
【おすすめ⑦】エイダコイン ADA
7つ目は「エイダコイン」です。エイダコインは、オンラインカジノのプラットフォームで利用される暗号資産です。運営側に有利になりがちなオンラインカジノを公正なものに、と開発されました。時価総額は約2兆円で、「Plutus(プルータス)」という独自のスマートコントラクトを実装しており、オンラインカジノの枠を超えた利用に期待が集まっています。
【おすすめ⑧】イーサリアム ETH
8つ目は「イーサリアム」です。時価総額約26兆円、ビットコインに次ぐ第2位の時価総額を誇るのがイーサリアムです。ビットコインとの違いとして挙げられるのが「スマートコントラクト」と言う機能で、これにより取引の自動化が図れます。
元々ブロックチェーンを利用して様々なことができるプラットフォームと言うこともあり、今後どのようなものが世に出されるのか期待です。
【おすすめ⑨】エンジンコイン ENG
9つ目は「エンジンコイン」です。エンジンコインはNFTのプラットフォーム「Enjin Platform」で利用される暗号資産です。通常、オンラインゲームで利用するアイテムやキャラクターなどの売買は同じオンラインゲーム上でしかできませんが「Enjin Platform」では異なるゲームでの売買が可能です。また、必要無くなったNFTをエンジンコインに戻すことも可能です。
【おすすめ⑩】ステラルーメン XLM
最後にご紹介するのが、「ステラルーメン」です。ステラルーメンは、安価な決済システムによって多くの人が金融サービスを利用できることを目指して開発されました。リップルの開発者が中心となったこともあり、個人間送金に非常に力を入れています。時価総額は約4,800億で今後は発展途上国での活用が注目されています。
コインマーケットキャップの活用
上述したようなおすすめのアルトコインを、常にネットの情報から拾って収集するのは骨が折れますよね。そんな時に是非活用していただきたいのが「コインマーケットキャップ」です。
コインマーケットキャップとは、世界中で発行されている暗号資産やトークンの時価総額ランキングや取引額、取引量、価格推移などを一覧できるサイトです。現在はスマホ用のアプリもあります。
今回は8月最新版としてご紹介しましたが、来月もそのままのランキングとは限りません。ご自身でも一度確かめてみてください。
最後に
アルトコイン=暗号資産と言えるくらい、多様な種類の暗号資産があります。ビットコインの弱点を補うものから、より専門的な分野に特化したものまで数多くあります。現在は暗号資産全体が下火になっていますが、今後も新たな用途や活用に注目です。