【Netflix】「トラスト・ノー・ワン」に学ぶ仮想通貨の3つの注意点

【Netflix】「トラスト・ノー・ワン」に学ぶ仮想通貨の3つの注意点

「仮想通貨は詐欺だ」と思われる方も少なくはないでしょう。なぜなら、仮想通貨の元になっている技術「ブロックチェーン」がここ約10年程度の歴史しかない、新しいものだからです。世間では「新しいもの・分からないもの=詐欺・悪」のようなレッテルが貼られるので、仮想通貨に対して、このような印象を持たれるのも無理はないでしょう。

確かに仮想通貨にはリスクがつきものです。ただし、いくつかの注意点やリスクを十分に理解して臨めば、大きな収入源となってくれる可能性を秘めています。

今回は、Netflixで公開された「トラスト・ノー・ワン」という映画を参考に仮想通貨の注意点を解説していきます。また、注意点を押さえた上で仮想通貨を始めれば、どんなメリットがあるのかまでご紹介していきます。

仮想通貨は詐欺?「トラスト・ノー・ワン」から学ぶこと

早速、映画「トラスト・ノー・ワン」からどういったことが学べるのか解説していきたいと思います。少しネタバレになる部分もあるので、映画を楽しみにされている方は気をつけて読み進めてください。

映画「トラスト・ノー・ワン」の概要

「トラスト・ノー・ワン 消えた巨額仮想通貨を追え!」が正式なタイトルとなります。内容はタイトル通りで、取引所から仮想通貨を引き出すことが出来なくなった事件を巡るドキュメンタリー映画で全てが実話とされています。

仮想通貨が引き出せなくなったのかの経緯をご説明しましょう。2018年当時、カナダで最大手だった仮想通貨取引所・QuadrigaCX(クアドリガCX)の創業者でありCEOのジェラルド・コッテンが、妻ジェニファー・ロバートソンとインドを訪問した際にある病気によって急逝します。

資産を引き出すためのパスコードを知っていたのがCEOであるジェラルドのみであったため、顧客の仮想通貨が引き出せなくなってしまいました。その額は、なんと約1億9,000万ドル(当時のレートで約210億円)です。もちろん顧客たちは大騒ぎです。そんな中、ジェラルドの死に疑問を持つ人たちも現れます。「ジェラルドは実は生きている?」このような不可解な事件を追っていくドキュメンタリー映画なのです。

映画「トラスト・ノー・ワン」からの学びとは?

では、映画の内容から私たちは何を学ぶことができるでしょうか。ポイントは二点です。

一点目は「資産が引き出せなくなる」点です。仮想通貨を構成する「ブロックチェーン」の技術自体は非常に優れています。そこで狙われるのが取引所です。映画に関しては多少様子が異なるかもしれませんが「パスワード」を知っているのがCEOのみというのはセキュリティ的には弱いでしょう。また、ケースとして多いのは取引所へのハッキングです。個人情報の流出や資産の盗難といった事件も実際に起きています。

このように「資産の保護」といった観点で十分に注意する必要があります。

二点目は「価格の暴落」についてです。映画でジェラルド・コッテンが亡くなった時期はビットコインの価格が急落した時期でもありました。2017年末あたりでは1ビットコインの価格が2万ドルを超えていたものの、2018年に入り1ビットコインあたりの価格が4000ドルにまでの暴落を見せました。要因は様々ですが、ボラティリティが高い=リスクが高いのです。

仮想通貨 初心者でも分かる3つの注意点

「トラスト・ノー・ワン」からの学びを踏まえて、仮想通貨 初心者の方でも分かるように注意点をまとめていきます。

【注意点1】資産保護に関して

まず先述した通り「資産保護」に関してです。「トラスト・ノー・ワン」のようにCEO不在による資産の凍結が一つ。また、倒産のリスクやハッキングなど様々な要因が考えられます。倒産については長期運営の実績を確認したり、セキュリティ面についてはこれまでに事件を起こしてないかなどをチェックしてみましょう。

【注意点2】価格変動に関して

二点目は「価格変動」についてです。仮想通貨は一発逆転を狙えるものの、反対に一夜にして資産を全て失うなんてこともある世界です。情報収集・チャートのチェックなど致命傷を負わないための対策が必要です。また最近は「ゼロカット」を採用してる業者も多いのでそういったリスクヘッジも検討してもいいですね。

【注意点3】知識武装に関して

最後は「知識武装」についてです。「仮想通貨」という言葉に惹かれてあまり内容を把握せずに始める方も多いでしょう。仮想通貨においては最低限の知識はつけてから始めてください。なぜなら、仮想通貨 詐欺に合わない・怪しい商品を買わない・ハイリスクの部分を理解するなど、自分自身を守ることができるからです。世の中甘い話には必ず裏があります。用心するにこしたことはありません。

怖いことばかりじゃない!仮想通貨の3つのメリット

ここまで少しネガティブな部分を解説してきましたので、最後は仮想 通貨 メリットを解説していきます。

【メリット①】リターンが大きい

メリットの一つ目は「リターンが大きい」ことです。これは、注意点2で説明した価格変動の大きさによるものです。「トラスト・ノー・ワン」でも、1ビットコインあたりの価格が2万ドルにもなっていましたね。このように価格が高騰する場合もあります。見定めるのが難しいですが、それも仮想通貨の醍醐味として大きいリターンを狙えます。

【メリット②】少額から始められる

メリットの二つ目は「少額から始められる」点です。仮想通貨 初心者だと、いきなり大金をつぎ込むのは抵抗があるでしょう。もちろん仮想通貨の種類にもよりますが、例えばビットコインだと500円ほどから始めることも可能です。仮想通貨勉強代への投資だと思って500円程度の少額から始めてみてはいかがでしょうか。

【メリット③】直接送金・法定通貨との交換が可能

最後は「直接送金・法定通貨との交換が可能」ということです。法定通貨(日本円や米国ドル)を送金する場合、銀行などの金融機関を経由するため手数料が割高です。しかし、仮想通貨の場合は個人間で直接の送金が可能なので手数料も安くて済みます。また、電子マネーなど法定通貨に換金できないケースも多いですが、仮想通貨は時価での売買が可能です。

最後に

Netflixで公開された「トラスト・ノー・ワン」を題材に、仮想通貨の注意点を解説してきました。歴史が浅いために注意点も多い仮想通貨ですが、解説した通り仮想通貨を始めるメリットも多いのです。注意点を理解した上で小さく始めてみてはいかがでしょうか。